Asus ZenWiFi AX (XT8) – WiFi-6 AiMesh
自宅のWiFi環境を思い切って入れ替えました。これまでAsus RT-AC88UとLyra Trio 2台でAiMeshを用いてメッシュネットワークを構築して運用してきましたが、一気にステップアップしてWiFi-6対応のAsus ZenWiFi AXに入れ替えました。
RT-AC88Uに比べれば圧倒的に小さなフットプリントです。2台セットですが、NETGEARのOrbiの様にメインとノードで違うユニットではなく、2台共全く同じものがセットになっています。
AC88UはLAN 8ポート、USBも2ポートとなにかと充実していましたが、XT8 ZenWiFi AXはLAN 3ポートとUSB 1ポートのみ。SynologyのNASがあるのでUSBは特に使うことはないのですが、LANが3ポートですからゲームコンソールやApple TV、スマートテレビ、Philip HueブリッジなどLANで接続している機器用に別途8ポートのスイッチングハブを接続しています。
Asusのソフトウェアは不具合というか安定性が低く、これはZenWiFiでもあまり改善されていない印象。ですがAC88Uに比べると色々と速いです。まず起動時間、初期設定の時間も確実に速いですし、設定変更時のWebインタフェースもサクサク動きます。AiMeshの設定もすんなりできましたしメインのルータを再起動した際にAiMeshのノードが接続されるまでの時間も短縮されていると感じます。そして何よりもCPUなど本体のパフォーマンスが改善されていることで通信の安定性、端末の接続安定性は明らかに向上しているように感じます。一般家庭なのですがスマートホーム化と言いながらいろいろなガジェットを家中に設置した結果WiFiデバイスが40を超えているのでこれまではしょっちゅう色々不安定になっていました。まだ丸一日程度しか使っていませんが、XT8は40台以上のデバイスがつながっていても安定しているようです。
シンガポールのHDBは鉄筋コンクリートなので5GHz帯が壁で遮られてしまい2部屋先ではほとんど繋がりません。メインのルータとノード間はEthernetケーブルでBackhaulしています。これで家中どこでも5GHzでつながっているようです。ルータの目の前でスピードテストをすると450Mbps程度、一番離れた家の隅でも200Mbps程度は出ているので快適に使えそうです。
日本の実家にはAX92Uが設置されていて、最近のファームウェア更新でAiMeshが2.0になり、デバイスの接続先をメインのルーターかノードのどちらかに固定できる設定が加わったそうです。残念ながらZenWifi AX XT8にはまだ同レベルのファームウェア更新がリリースされていませんでした。この機能は2つのアクセスポイントの境目にあるデバイスなどをどちらかに固定するのにとても便利だと思うのでファームウェア更新でXT8でも利用できるようになると良いのですが…。