Synology DiskStation DS916+ 8GB RAM and WD Red
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初めてのNAS導入です。これまでずっとMac miniにUSB接続のHDDエンクロージャーを繋いでMac miniでファイルサーバーの様に使って来ました。USB 2.0で遅く頻繁に接続できなくなるといったトラブルが発生していた為NASへの切り替えにしました。QNAPも検討しましたが使いやすそうな印象のSynologyを選択しました。ファイル共有のみならず将来的にビデオストリーミング、フォトライブラリ、Webサーバーなど動かす事も考えてスペック十分なDS916+ (8GB RAM)モデルを選択しました。
3.5インチまたは2.5インチのハードディスクを4台搭載できます。HDDのみならずSDDにも対応しており、将来的にSDDの価格が大幅に下がり手が届く範囲になったらSDDへの切り替えもできそうです。本体と一緒にWestern DigitalのWD Redシリーズ4TBを4台インストールしてRAID5構成としました。パフォーマンスはさほど向上しませんが1台までであれば故障してもデータを復旧する事ができます。
付属品は最低限。クイック・ガイド、ACアダプターと電源ケーブル、LANケーブルが付属しています。ネジも付属していますがこれは2.5インチのドライブを取り付ける際に用いる様です。3.5インチのハードディスク取り付けは各ベイのプラスチックトレーに付属しているパーツを用いる為ドライバーを一切必要としません。
インタフェースは1000M (1G) LANが2ポート、USB 3が3ポート、eSATA 1ポートです。LANは2本を束ねて1本にする機能があり、ネットワークを冗長しない場合はスループットを最大限にする事ができます。USBにはUSBメモリやUSBハードディスクを接続してファイルコピーを行ったり、NAS内部ファイルのバックアップをとったり。アプリを用いるとUSBポートに接続しているWebカメラを監視カメラの様に使うこともできる様です。電源アダプタは抜けない様にロックが付いており、多少ACアダプターのケーブルを引っ張っても抜けることはありません。
電源を入れれば後はWebブラウザでアクセスして初期セットアップするだけでいきなり使える様になります。DELLなどのサーバーではRAID5の初期構成におおよそ一日かかった経験があった為すぐには使えないと思っていたのですが、SynologyのNASは初期設定後すぐにネットワーク経由やUSBインタフェース接続のHDDからファイル転送を開始する事ができます。バックグラウンドでRAIDの構成を行なってくれます。
4TB x 4台で合計12TBですが、RAID5構成で実質使える容量は10TB。当面必要十分な容量を確保する事ができました。パフォーマンスも上々。DSMの追加パッケージインストール、複数クライアントからのアクセス、リモートからのWebDAVでのファイル転送、使っていて遅いと感じる事はほとんどありません。もっとも、ローカルでもIEEE802.11ACの無線LAN経由でのアクセスの為ネットワークの速度の方がこのNASのパフォーマンスより遅いのだとも思います。
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