Homebridge – bridge non-HomeKit ready device to Apple Home

2021年11月頃からHomebridgeという無料のソフトウェアを使って、HomeKitに対応していない機器をApple Homeに一生懸命つないでいます。

そもそもHomebridgeはオープンソースのWindows, MacOS, Linux, Raspberry PiそしてDockerで動作するソフトウェアです。非常に軽量なソフトウェアでApple HomeKitをエミュレートするサーバーです。LANネットワーク上においてあるデバイスにこのソフトウェアをインストールし、動作させておくことでApple Homeのブリッジとして登録することができるようになります。

Apple HomeはGoogleアシスタントやAmazon Alexaのように、音声で家電を操作したりするためのApple独自のソフトウェアですが、HomeKit APIに対応していない機器を登録することがそもそもできません。そして世の中に存在する家電やWiFi接続IoT機器の多くはGoogleやAlexaに対応していても、HomeKitに対応していないことが非常に多いです。多分、Appleがそれらの機器を認定するプロセスがあり、それが煩雑かつコストが掛かるのでデバイスメーカーはわざわざApple HomeKit対応をしていないのではないかと思います。実際、アプリからON/OFFが操作できるスマートプラグもHomeKit対応品と非対応品では価格が全然異なっています。

今までGoogle Home・Assistantを使っていて特に不自由はないのですが、iPhoneの位置情報と連動した帰宅直前にエアコンを入れるといった自動化や、観葉植物用のライトを日の出・日の入に基づいてON/OFFするといった自動化に興味を持ち、調べていたところHomebridgeを見つけてトライすることにしました。

宅内には多くのスマートプラグがあり、それらをON/OFFできる必要があります。エアコンはWiFi接続非対応のため、スマート赤外線リモコンを使ってリモコン操作をシミュレートします。他にもRF信号で操作する天井取付のFAN、Dysonの扇風機と空気清浄機、SwitchBotのカーテンを開け締めするデバイス、更にはYaleのデジタル・ロックもHomebridge経由でApple Homeに接続することとなります。約1ヶ月ちょっと試行錯誤してなんとか操作できる状態にはなったものの、まだ納得できていないことが幾つか残っており継続して調整を繰り返しています。

HomebridgeですべてApple Homeに接続できてもGoogle Homeを廃止するつもりはなく、両方からすべてのデバイスを操作できるようにするもの難易度を上げている原因かもしれません。でもApple HomeとGoogle Homeで挙動が異なり、それぞれに長所と短所があるのでGoogle Homeを捨てられないというのが本音です。あとは妻もエアコンなどすべての家電を操作できるように保つ必要があるのでGoogle Homeは残しつつ、Apple Home対応を追加しました。

我が家ではSynologyのNASが24時間動作しているので、そのNAS上にDockerを動かしHomebridgeを稼働させています。今後少しずつセットアップ方法や設定時に気づいたことなど少しずつ紹介していきたいと思います。

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